ブリードとは、シーリング(コーキング)の油分が、上塗り塗料へ染み出して黒ずんでくる現象です。
目地シーリングの多い建物の場合、目地部分が黒っぽくなっていて目につくので、気になる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

既存塗膜の目地部に、このようなブリード汚染が出ている場合で、かつシーリングそのものがまだ健全であるときは、そのシール(シーリング)部分には手を入れずに、シール材に含まれる可塑剤の移行を防止するためのプライマー(バリヤプライマーやブリードオフプライマー等)を塗ってから、下塗り工程に入ります。
そうしないと、新たに塗装してもまた同じように、目地部分のみ変色する可能性が高いからです。